目が疲れると肩がこる?眼精疲労と頸肩コリの関係性【武蔵境駅前整体院】

投稿日: #健康コラム

「目の疲れ」と「肩こり」は、現代の多くの人が悩ませられている現代病のひとつです。そんなこの2つの症状には関連性があります。
目は、レンズの働きをする水晶体を対象との距離に応じて変化させることで焦点を合わせています。この変化が繰り返されると、目が疲れやすくなります。パソコンやスマートフォンといった機器の画面からは、ブルーライトを含めた光が出ています。それだけでなく、液晶画面が小型化しているためより視神経に負担がかかり血行不良になりやすく、眼精疲労の原因となっています。疲れ目になると目がしょぼしょぼするといった感覚が起こりますが、これは目の血管が血行不良に陥っている合図です。このサインを見逃してしまうと、視神経や目の周辺の筋肉の疲労が進んでいきます。その疲労が後頭部から首を通じて肩周辺まで及び、首~肩、背中に向かって付着する僧帽筋が硬く緊張し、血流が悪くなること老廃物や発痛物質が滞り、肩こりの症状が生じることとなります。

このように眼精疲労が原因の肩こりは、目の疲労を取り除くことが改善のカギとなります。疲れ目になりやすい状態を見直すには、パソコンやスマートフォンの利用時間を決めることがポイントです。それに加え、疲れにくくする姿勢をキープすることも大切になります。目を近付けすぎないよう猫背に注意して、椅子に座るときはできるだけ深く腰掛け、背筋を真っ直ぐに伸ばすように心がけましょう。それでも目が疲れたと感じるときは、濡らしたタオルを電子レンジで2分程度温め、目の上に置くことが効果的です。これにより目の乾燥を防ぐと同時に、目の周辺の血流が改善され、疲れ目の回復を促します。
また、首や肩を回すだけでも僧帽筋の緊張が緩和され、血行が改善されます。首を前後左右に曲げて首の側面を伸ばしてから、右回りと左回りに交互に回すことを3セット程度行うと効果的です。肩は両手の先を肩先に当てて、ひじを大きく円を描くように回します。これも3セットを目途に行いますが、首回し、肩まわし共、激しく行わずにゆっくり行うことが大切です。

現代はIT化が進み、パソコンやスマートフォンを使わない日はほぼ無いと言っても過言ではありません。毎日少しずつできる対処法で、つらい肩こりを改善しましょう。